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22歳の別れ【風:伊勢正三・大久保一久】

日本のフォークデュオ「風」は、元かぐや姫のメンバーの伊勢正三と元猫の大久保一久が結成したグループです。

 
デビューはかぐや姫の解散コンサートよりおよそ2ヶ月早い1975年2月5日ですね。

 
一番の代表作がデビュー曲「22歳の別れ」で、最高でオリコン1位に輝いています。

 
この22歳の別れは伊勢正三がかぐや姫のアルバムのために書いた曲でした。この時2曲作曲していて、もう1曲がなごり雪だったのです。

 
この時の制作秘話を伊勢正三自らが後に語っています。

 
なごり雪」は自分の好きな世界観が自然にわき上がって出来た作品で、逆に「22歳の別れ」はヒットを意識して作った作品であるという内容です。

 
実はアルバム用になごり雪と別のもう一曲別の作品をレコーディングしていたのです。

 
しかし、どこかしっくり来ない部分があり、伊勢正三は「これは売れない」と直感し1日だけ待ってもらうことにしました。

 
その日絶対売れる曲を作りたいと徹夜で作った曲が「22歳の別れ」だったそうです。

 
この曲は後に様々な世代のアーティストによってカバーされています。一部に、吉幾三や荻野目洋子、中森明菜、近年では福山雅治や保田圭・矢口真里などがカバーしています。

 
2006年にはこの曲をモチーフにした映画が大林宣彦監督により作成され2007年の夏に公開されました。

 
広い世代に長く愛されている名曲ですね。

 

 

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